新聞を読もう

朗読に苦しんでいます。

もちろん生徒さんの話ですが、朗読って、とっても面白くて、とっても難しいので、

私自身も、悩み、苦しみながら、その悩んで、苦しんだものをすべて吐き出して読んでます。

ある生徒さんが、朗読会に行ったら、始まるまでの間、演者さんは手が震えるほど緊張していたと話してましたが、

その演者さんも、直前まで手が震えるほど悩んで苦しみながら、本の世界に入っていったのでしょう。

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すべての基本の発声練習

Jくんと、昼間から連続できたSさんの2人が来塾したレッスンでは、その「本の世界に入る」ということの方法論を勉強しました。

その方法論と、それをすることの意味は理解してもらえたようなので、いざ実践。

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朗読に苦しむ

ところが、わかっているはずなのに、そのわかっていることをうまく表現できません。

2人とも、声優の養成所に通っていて、台詞回しには慣れているはずなのに、

不思議なことに、セリフ以外の要素が入るというだけで、うまく本を読むことができなくなってしまうのです。

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見本にはならないかもしれませんが、私なりの表現法を披露

よくよく話を聞いてみると、普段、ほとんど本を読んでいないということで、活字を追うことそのものに不安があるそうです。

それでは朗読どころの話ではありません。

でも、笑い事ではないのです。

他の場所で若いアナウンサーにも教えていますが、やはり、活字を読むということに慣れていない人はたくさんいます。

そこで私は、新聞を音読することを勧めました。

もちろん、本でもいいのですが、新聞ならば毎日違う記事を読むことができるので、いろいろな文章が読めますし、

読むことによって、日々のニュースも知ることができます。

もちろん、ただ読んだからといって上手くなるわけではないのですが、踏み込んだレッスンをするためにも、毎日新聞を音読して、活字に強くなって欲しいのです。

 

これは、アナウンスや役者を目指さない、一般の皆様にも、オススメです。

黙読だと、難しい言葉や文章の多い新聞では、飽きてしまって、集中力が続かず、結局読むのを挫折してしまいがちですが、

声に出して読むと、不思議と頭に入ってきます。

難しい言葉は噛みやすいですから、必然的に繰り返し読むようになって、気がついたらニュース用語にも強くなれます。

ニュースにも詳しくなれるし、声も出すので、ストレス発散にもつながって、大げさかもしれませんが、人生を豊かにするためにも、うってつけの方法なのです。

 

ぜひ、みなさんもお試しの上、もっと楽しく文章が読めるようになるといいなとお思いになられたら、

アナウンス講座で一緒に学びましょう。

むさしの芝居塾スタッフ

上野智広
上野智広
「声のいい人って輝いてみえます!人生をキラキラにしましょう!」 元文化放送アナウンサー。現在はNACK5のプロ野球中継などTV、ラジオで実況アナウンサーとして活躍中。正しく美しい発声法で、長時間出し続けられる貴方だけのいい声を、一緒に探しましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

上野智広

「声のいい人って輝いてみえます!人生をキラキラにしましょう!」 元文化放送アナウンサー。現在はNACK5のプロ野球中継などTV、ラジオで実況アナウンサーとして活躍中。正しく美しい発声法で、長時間出し続けられる貴方だけのいい声を、一緒に探しましょう!