アナウンス講座には、プロを目指す学生3人と、
ホームページを見て、見学に来てくださった方合わせて4人が出席。
4人で一度にする発声練習は壮観。
楽屋で思う存分声が出せて良かったと思う瞬間でした。
あまりに楽しかったので、思わず40分も声を出し続けてしまいました。
発声練習をすると、みんなの得意不得意だけでなく、性格もすごく出ます。
生真面目なMくん、一生懸命すぎて逆方向に作用してしまうOくん、
天才肌のSくん、穏やかな見学生Nさん。
今日の課題は、新聞記事をナレーションとして読むこと。
Mくんは、生真面目な性格そのままにしっかりとした発声で、
丁寧な読みと、会話文の言い回しは絶品。
語尾が甘く、その結果、全体に単調になってしまうところは、
これからの練習課題になりそうです。
Oくんのいいところはへこたれないところ。
一生懸命すぎて、いつも空回りしてますが、それでも気にせず、
一生懸命空回りしてくれます。
ナレーションをしても、一生懸命、原稿と格闘しますが、
読んでみるとその慌てっぷりたるや大変なものです。
まあ、今は初めてのことばかりなので、緊張もすると思います。
慣れていって、空回りが減ってくれば、
その一生懸命さがいい方に出ると信じてます。
天才肌のSくんは一見大雑把に見えますが、
何をやってもそれなりにやりこなします。
あんまりこちらから言うこともないのですが、
逆に、意図してやっていないので、自分で勝手にこんがらがることがあります。
彼にはあまり細かく考えないで、
伸び伸びと良さを伸ばしてもらえたらと思います。
そして初参加で見学に来てくださったNさん。
この塾の無茶なところは、見学に来てくださった方にも、
普通に参加していただくこと。
初めてのナレーション練習だったので、文章の理解度はもう一つでしたが、
本当に穏やかに、一言一言丁寧に読む姿は好感が持てます。
このままレギュラーで通っていただいて、
基礎から一つ一つクリアしてもらえれば、相当うまくなってくれそうです。
というように、すでに書かれている文章を読むというのは、
他の人が書いたものを読むということなのですが、
面白いことに、読む人の性格がにじみ出たものになります。
だから、ナレーションというのは味が出るものなのでしょう。
それだけに、読む上ではしっかりと内容を把握して、
自分の言葉にしてしまうぐらいの勢いで読むべきなんだというのを
再確認されてもらったレッスンになりました。
むさしの芝居塾スタッフ
- 「声のいい人って輝いてみえます!人生をキラキラにしましょう!」 元文化放送アナウンサー。現在はNACK5のプロ野球中継などTV、ラジオで実況アナウンサーとして活躍中。正しく美しい発声法で、長時間出し続けられる貴方だけのいい声を、一緒に探しましょう!
最近の記事
- アナウンス講座2016.09.12想像力!?
- おしゃべり道場2016.09.12継続は力なり
- マンツーマン(上野智広)2016.08.22口を開けてしゃべろう
- おしゃべり道場2016.08.22命がけのレッスン