今日は昼夜とも1人。
夜は声優さんの学校に通うJくんが来塾。
せっかく、1人きりだったので、彼の塾での課題に徹底的に取り組みつつ、カウンセリングをしてみました。
彼は、声もよく、結構器用で何でもこなせるのですが、ナレーションなど、文章を読むことが苦手です。
普段、本や新聞を読んでいないということなので、苦手なのは当たり前だと思っていましたが、
今日、決定的なことがわかりました。
なぜ読まなくなってしまったか?
読んでもイメージがわかないから面白くないんだそうです。
本や、新聞を読んで、文章に書かれていることへのイメージがわかない人間が、
文章をいくら読んでも、その文章に書かれている内側の部分を聞き手に伝えることができるはずがありませN。
芝居では、他の人間が演じるてる世界観に入ることができるから、イメージも湧きやすいらしいのですが、
1人で文章を読むナレーションでは、想像できないから、自分で世界観を作ることができないそうです。
芝居をしようなんていう人は、想像力(妄想とでもいうべきかもしれませんが)の塊で、
どちらかというと一人上手な人が多いんじゃないかと思っていましたが、これには参りました。
技術は教えられますが、想像力を持たせることは、教えようがありません。
彼は技術はあるので、今後もそれなりには上手くなっていくでしょうが、
想像力のなさで決定的に苦労するんだろうなと思ってしまいました。
逆に、お芝居やアナウンスなんてやったことないけど、想像力や妄想だけは自信があるというみなさん。
そういう皆さんの方が、トークを伸ばすチャンスは多いです。
ぜひむさしの芝居塾で挑戦してみてください。