突然ですが、ご自分の声ってどういう声だと思いますか?
そんなもん、毎日喋ってる子の声が自分の声に決まってるだろうと言われてしまいそうですが、
人間って、意外と自分が一番出しやすい、本当の意味での自分の声を出していないものなんです。
理由はいろいろあるでしょう。
大きい声を出す必要がないから、たいして声を出してないとか、
緊張すると、自分の声の出し方がわからなくなるとか、
ついはしゃいで大きい声を出してしまうとか。
さて、声優養成所を目指している、Sくん、Kくん、Oくんが出席してくれた今日のレッスン。
それぞれ、自分の本当の声とは違う声で発声をしていることが明らかになりました。
というのも、発声練習をすると、余計なところに力が入るし、声に伸びもないのです。
本来の自分の声が出せると、声にハリが出るし、とっても聞きやすい声になるのですが、
自分本来の声でない声だと、どこかに無理がきますし、場合によっては相手に不快感を与えることすらあります。
でも、声優さんは、およそ自分の声とは思えない声を出してるじゃないかとお思いでしょう。
もともと、そういう器用な人もいるにはいます。
しかし、基本的には、究極まで、自分本来の声を磨いて、その上で、音階を広げて作り上げて行っているだけで、
あくまで、自分本来の声をパターンを変えて出しているだけのはずです。
つまり、いろいろな声を出せるようになるためにも、まずは、自分本来の声を見つけて、磨き上げることが大事なのです。
どうしても、若い生徒さんたちのこと。
格好いい声を出したいでしょうし、自分の声を見つめきれてもいないでしょう。
ようやく、自分の声ではない声を出していることに気づいた段階で、
どうしてそれではいけないのかまでは理解していないと思います。
でも、いい声優さんになってもらうために、正しい自分の声を作り上げていくお手伝いをしていきます。
皆さんも、むさしの芝居塾で、素敵なあなた本来の声を見つけ出してみませんか?
たくさんの皆様のおいでをお待ちしています。