夜のクラスに2人の生徒さんがいらしてくださいました。
2人は、それぞれ別々の問題点を抱えています。
1人は滑舌に自信がなく、文章を読んでいてもつかえてしまうという悩み。
もう1人は地方出身で、自分では意識していないのだけれども、
他人から訛りを指摘されてしまうという悩みでした。
まずは声を知るために発声から。
これで1人目の滑舌に自信が持てない理由がだいぶ見えてきました。
次に、適当な文章を読んでもらってのチェック。
やはりここは、初心に返って「外郎売り」。
これでかなり状況が見えてきました。
滑舌に不安のある人は、自分にあった声とは違う声を出していました。
訛りを指摘された人は、自分が持っていた言葉の音程が、
いわゆる標準語とは違う音程でした。
最後に朗読をしてもらって、それぞれの課題を修正。
今日がスタートなので、苦手克服にはまだ時間がかかるでしょうが、
2人とも、まずは自分の課題を理解することはできたようでした。
理解できたことでスタートラインに立った2人。
今後のレッスンで課題をしっかり克服できるように頑張って欲しいですね。