アレクサンダー・テクニークは身体に悪い?

すっかり更新が遅くなってしまいましたが、再びIさんがレッスンを受けに来てくれました。
大体、2回目のレッスンでは、前回のレッスン以降どんなことがあったか聞くことにしています。
レッスンでどんな変化が起きたか?または起きなかったのか?を知りたいからです。

さて、Iさん。
前回のレッスンから3日間ほど、強烈にだるくなってしまったそうなんです。
え?アレクサンダー・テクニークって身体に悪いの?
実はこれ、アレクサンダー・テクニークではたまにあります。
テクニークがその人に合わない、というサインではありません。
アレクサンダー・テクニークはその人のデザインに沿った『楽で最適な使い方』を学びます。
そしてそれは往々にして『新しい』使い方なので、ココロとカラダが驚いてしまうのです。
漢方などでいう『好転反応』みたいなものでしょうか。
Iさんも4日目には、馴染んで来たようです。

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水曜午後の常連になってきたIさん。次週もお待ちしてます!

今日のレッスンも「歩く」ことに重点を置いていきます。
新しい歩き方がIさんにうまく馴染めるように無理をしない範囲で。
Iさんは来週も予約が入っています。
次はどんな変化が待っているか、楽しみです。

そしてこのクラスに初参加のHさん。
介護のお仕事をされているとのことで、腰に痛みがあるそうです。
早速、仕事でよくやる動きを見せてもらいました。

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Hさんに介助の動きを実演してもらって問題点を見つけます

…これは確かに腰に負担がかかりそうな動き。
下を向く動きはカラダを押し下げて行うものと思いがちです。
ですが実際は脚の関節を曲げるだけの方がより簡単に動くことが出来ます。
今回はテーブルをベッドに見立て、塾のアートディレクターにも手伝ってもらいました。
自分が学んだアレクサンダー・テクニークは気になっている動きを実際にやってもらいます。
その方がよりその人の動きを知ることが出来るからです。
今回はテーブルが高かったため、実際とは勝手が違ったみたいでした。
次回はその辺を気をつけてもっといいやり方を探したいと思いました。

そんなわけで来週も水曜14時からの芝居塾はアレクサンダー・テクニークです。

お時間ある方は是非。お待ちしております。

むさしの芝居塾スタッフ

直塚和紀
直塚和紀
「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。

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直塚和紀

「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。