各回、あとほんの何席か、残っているそうです!
早い者勝ちです!
ぜひお申し込みを!
月曜日、最後の通し稽古が終わった。みんな半分、出来はどうだったのかな?という不安な顔、でも半分は今できる事をやりきったという顔をしていた。
演劇はだから面白い。
1人で伸びてもダメなのだ。相手役やチームが全体で一歩一歩、長い長い階段をみんなで登っていく。
子供達は千差万別だ。年齢の割にすごく大人な子もいればまだ赤ちゃんみたいな思考回路の子もいる。どの子もみんな面白い。どの子もみんな舞台の上で、生命が躍動している。
1人、ついいつも感心して眺めてしまう子がいる。この子は初めて会った時から現在までで最も変化し最も成長した子だ。いや元々彼女の中に備わっていた素晴らしい原石が、今回の稽古で磨きに磨かれて良いところだけを残し輝き始めた、というのが近い。
この子は他の子のことを褒めることができるようになった。これはすごいことだと思う。
「悔しい」とか「嫉妬」の感情は強いが何も生みださない。下手をすると悪いものばかりを生む。できれば持ちたくない感情ナンバーワンである。ごく稀にバネになることもあるか?ごく稀にだけど。いや、とにかく好ましくない。
彼女は初めの頃はそれを強く持つタイプのように感じていた。けれど今では、演出が褒める前に誰かを声高らかにほめている。すごい、私にはできない、えらい、よくがんばったねと、真剣な顔をして手を取って言ってあげている。
なんて美しいんだろう、人間の心って。
まだまだ日々集まるたびにいろんなことが起こります。6歳から70代までの老若男女で作ってますから。でもだから、どこにもない、とても楽しい作品に仕上がったと自負しております。
あとは12人の小学生たちがノリノリで本番4回を終えることができますよう、ぜひ客席から応援してあげていただきたい。
あとは2班のゲネプロを残すのみ。そのあと、この作品は私の手を離れ、はばたく。
その瞬間にぜひ、立ち会ってください。
小金井市の未来に、幸あれ!
むさしの芝居塾スタッフ
- 「やりたい時がやれる時!あなたの挑戦、全力でサポートします!」 劇団前進座出身。小劇場にて文学座、自由劇場などの俳優陣と共演後、三十代でニナガワスタジオと前進座に同時合格。以降全国巡演、海外公演など。年齢は魅力!糧!さあ進化しつづけましょう。
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