塾長はりがいです！
今までも我がむさしの芝居塾朗読クラスのメンバーの出来の良さ（←何人もラジオでの朗読デビューしていますしね）については何度か触れてまいりましたが、今ほどそれを痛感したことはないです。
それほど今回の秋の大朗読会への出品作品の出来が良い！どれも良い！
もちろん時間の許す限りまだまだブラッシュアップしていきますが、とにかくそれぞれが真剣に作品と向き合って努力を重ねております。
皆さんは海野十三という作家をご存知ですか？私は塾歴の一番浅い若手男子Ｚくんにこの作家の作品を選びました。この人の作品、とても難しいのです。独特の世界観を、まだ二十歳過ぎたばかりの彼に、まだ塾に入ったばかりの彼に、やってもらっています。
壁の乗り越え方というのは十人十色で、私にとっては公演の度にそれを見守ることがもはや究極の喜びなのですが、このＺくんの乗り越え方が今まで見てきた子とは違うのです。
彼は決して焦りません。
彼はわからなくなると止まります。
彼はその場ですぐにはまだ修正できないけれど
次の稽古までには必ずやってくるようになりました。
そして
先日の稽古でついに、一つ目の壁を越えた！
本人は自覚がないでしょうけれど←まぁ往往にして大切なことは目に見えませんからね、わたしにははっきりみえました、彼が壁を飛び越えていったのが。
こうして私とＺくんと、あと１９人いる出演者たちはいま、毎日毎日ひたすら作品の世界にのめり込んでいます。
１７作品が１７色の光を放ち始めました。
今回の大朗読会は本を読まなくなったあなたに、時間が取れなくて読めないけど文学は好きなあなたに、自分はかなり詳しい方と自負のあるあなたに、ぜひいらしていただきたい。
よくあるただ美しく本を読むような朗読ではありません。
私が教えているのは「想像して創造する」朗読です。
ぜひ、いらしてください。
ぜひ！ぜひ！ぜひ！
武蔵境駅から徒歩１分！の綺麗な劇場スィングホールにてお待ちしています！
チケットのお申し込みはこちらから
https://shibaijuku.com/AutumnStage2022
むさしの芝居塾スタッフ
- 「やりたい時がやれる時！あなたの挑戦、全力でサポートします！」 劇団前進座出身。小劇場にて文学座、自由劇場などの俳優陣と共演後、三十代でニナガワスタジオと前進座に同時合格。以降全国巡演、海外公演など。年齢は魅力！糧！さあ進化しつづけましょう。
