お昼。
『しんしゃく源氏物語』。
この物語、女性しか出てきません。
だって、源氏が通ってこなくなってしまった、蓬生の、末摘花姫のお邸でのお話だからです。
しかし。
なぜ美女しか出てこない源氏物語に、美しいわけでも気がきくわけでもない末摘花姫が出てくるのかなあ?ってずーっと思ってたのですが、作者はきっと、女性の一途な思い、人を信じる心は、見た目の美しさに勝るとも劣らない魅力があると、言いたかったのかな?って。思うようになりました、この作品やってて。はい。私見。
で、本日は梅雨のせいか少しどんよりした気持ちで来てくれたIちゃん。彼の自分の面白さに気がつかないところがとても面白いのですが、そんな彼、本日の演技の切れ味は素晴らしかった。演者がよーしやった!とか、今日よかった!なんて思うときはたいていろくな芝居じゃなくて、あーあ、今日はなんだかなぁーて日の方がかえってお客様の心に届いたりする、、、そのメカニズムが、ほぼわかってきたので、今度こっそり教えます。塾来てくれたら。笑。
で、初めましてと、会ったばかりのKちゃま、Iちゃんとはお初だったのにめっちゃ息ぴったりの演技でした。
しかもお二人ともそこはかとなく、上品。
品、、、こればかりは、なかなか、持って生まれた人にはかないませんからね。羨ましいでごじゃりまする。おほほ。
むさしの芝居塾スタッフ
- 「やりたい時がやれる時!あなたの挑戦、全力でサポートします!」 劇団前進座出身。小劇場にて文学座、自由劇場などの俳優陣と共演後、三十代でニナガワスタジオと前進座に同時合格。以降全国巡演、海外公演など。年齢は魅力!糧!さあ進化しつづけましょう。