むさしの芝居塾メールマガジン―瓦版第80号―

本日発売開始!枚数わずか!「あきうらら朗読会」、詳細発表します!

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演じて・笑って・元気になろう! むさしの芝居塾メールマガジン

―瓦版第80号―

2023年10月1日発行

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皆さんこんにちは。ようやく秋らしさを感じられる季節がやってきた!…と思ったらまだ日中の最高気温が30度を超える日も。私は目的地までの行き帰りはパーカを羽織って、室内ではTシャツでというのが最近のスタイルです。昼夜の寒暖差が大きい日はどうしても体調を崩しやすいもの。むさしの芝居塾は感染症対策のため、季節を問わず定期的に換気時間を取り入れていますが、そろそろ衣替えのシーズン。来塾される際は寒暖差に対応できる服でお越しくださいね!

【目次】

・ごあいさつ

・むさしの芝居塾最新ニュース

・今月のむさしの芝居塾

・コラム~それでも彼岸花はお彼岸に咲く~

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1)ごあいさつ

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皆さんこんにちは。兄姉が塾長と同世代なせいか、音楽の話題で塾長とやたら気が合う初瀬です。めちゃくちゃ個人的な話で恐縮なんですが、先月後半から私はサザンオールスターズの新曲「Relay~杜の詩」を聴きまくっていました。この曲は、晩年の坂本龍一さんが訴え続けていた<神宮外苑の再開発を皆で考えようよ>という想いのバトンに対し、桑田佳祐さんが「教授、僕らが受け取ったよ、僕らが繋いでいくよ」と表明した曲です。

この曲の何が良いかって、曲中で歌われたものは「疑問」と「願い」であり、桑田佳祐さんは「これが正解なんだ」という押し付けを一切してないって点です。桑田佳祐さんがこの曲に込めたのは「ちゃんと言葉のキャッチボールをしようぜ」というメッセージでしかないんです。これは数年前の「ピースとハイライト」でもそうでしたね。あの歌も「批判の歌」じゃなく「疑問と願いの歌」だった。

私は、本当に社会を変える力を持つ存在は、芸術家とスポーツ選手だけだ、と青臭いことを10代から40代の今でも本気で思っています。だって芸術とスポーツからは純粋に勇気を貰ったり、心が奮い立ったり、涙を流したりというギフトを、何度ももらってるから。

演劇という芸術に関わる者として、「対立ではなくコミュニケーションを」と訴えたサザンオールスターズを私は心から尊敬します。Wanna talk together!

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2)むさしの芝居塾最新ニュース

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【『あきうらら朗読会』遂に詳細情報解禁!】

2023年11月3日(金・祝)と4日(土)に開催される『あきうらら朗読会』。遂に詳細情報が解禁になりました! 今回の会場となるのは、国分寺駅からすぐの「殿ヶ谷戸庭園」内にある数寄屋作り風の茶室「紅葉亭」(国分寺駅から紅葉亭までの所要時間は約10分)。むさしの芝居塾の「朗読」クラスで腕を磨き上げた総勢19人の有志メンバーたちが、文芸作品や朗読劇に挑みます! では今回の出演者ラインナップを紹介していきましょう!

★A班★ 3日 11:00~

工藤杏佳/安田善/田中美鈴

★B班★ 3日 13:00~

岡田和美/田中奈津子/長崎智

★C班★ 3日 14:30~

服部健一/藤原顕子/奥村健一/ほりふみえ

★D班★ 4日 11:00~

石川政明/渡辺夏菜/ほりふみえ/金子友香/福原春

★E班★ 4日 13:00~

鈴木雅人/菖蒲菜七/平山国浩

★F班★ 4日 14:30~

しまみひさえ/貝斗美月/平山国浩/金子友香

…という出演陣になっています! 両日とも11:00/13:00の回は文芸作品の朗読、14:30~の回は朗読劇です! ちなみに今回の朗読劇は全て、福島に住む人々のルーツを辿る演劇集団「劇団120○EN」の代表を務める清野和也氏の作品。2011年3月11日の東日本大震災を、所属していた大学劇研の舞台本番中に経験したことで劇団の旗揚げを決意し、福島の歴史・史跡・民話を元にオリジナル作品を創作し続けている劇作家・清野氏から、塾生有志で作りあげる今回の朗読会の趣旨にご賛同いただき、その素晴らしい作品群を大切にお預かりし上演いたします!

チケットは前売りのみで各班2,300円(お茶・お菓子付き/別途入園料大人150円)。2班以上ご覧になりたいという方には割引もありますので info@shibaijuku.com までお問い合わせください!

なお、今回は防音設備のある劇場ではなく、公園内の茶室での朗読会となります。公園内にはお食事やお飲み物が購入できるスペースがございませんので、必要な方は入園前にお買い求めください。公園内には一般の入園者の方もいらっしゃいますので、外の話し声などが茶室内で聞こえてしまうことなどもあるかもしれません。ただ、その声は秋の訪れを喜ぶ明るい声のはず。劇場という閉鎖空間ではないからこそ味わえる、幸せな音も作品と一緒に味わって頂ければ嬉しいです!

そしてそして、今回の朗読会は庭園内茶室での開催ということで、終演後の出演者との面会を解禁いたします! 2019年の『明日葉の庭』を最後にやむなく取りやめていた面会。出演者たちへ直接感想を届けたい!という皆さまのお声に応え、再開です! 是非この機会をお見逃しなく!

ちなみに今回はA/B/D/E班は限定30席、C/F班は限定25席となっております。早期完売の場合もございますので、チケットのお求めはどうぞお早めに!

各出演者が読む作品は公式サイトにて発表中!

朗読会詳細・チケットのお求めはコチラ!

https://shibaijuku.com/autumnstage2023

 

【塾生の村上佳南が、国立劇場小劇場・演劇部門フィナーレ公演にヒロインとして出演!】

劇団 芝居屋樂屋の最新作『鬼~贋大江山奇譚 2023Ver.』での伊吹役が記憶に新しい村上佳南。2022年には俳優・嵐圭史氏によるプロジェクト・圭史企画の『世阿弥』に演出助手として参加した彼女が、オーディションを経て、今年は圭史企画の最新公演であり、山本周五郎生誕120年記念・国立劇場小劇場・演劇部門フィナーレ公演となる『赤ひげ』のヒロイン役に大抜擢されました!

『赤ひげ』は、山本周五郎の傑作時代小説「赤ひげ診療譚」を元に劇団前進座が1987年に舞台化して以来、感動が感動を呼び再演が重ねられてきたヒューマン・ドラマ。2013年には、現在むさしの芝居塾の時代劇クラス講師を務める高橋佑一郎が主演の保本登を演じ、全国巡演を果たしました。

2022年にむさしの芝居塾の門を叩き、お盆の御法要公演『浄瑠璃姫物語』で初舞台を踏んだ後も、むさしの芝居塾で学びを積み重ね、塾の関連作品でも常に女優として自分を磨き続けてきた村上佳南。その弛まぬ努力が実を結び、舞台デビューから僅か1年2ヶ月で国立劇場小劇場に立つという飛躍を成し遂げました! 皆さま是非彼女の好演にご期待ください!

国立劇場小劇場での公演は10月23日(14:00開演/18:15開演)、24日(13:15開演)の3ステージ。チケットは定価9,000円ですが、このメルマガを読んでくださっている塾生さん並びにむさしの芝居塾を応援してくださっている皆様は7,000円にて手配いたします!

ちなみに、24日(13:15開演)の回は、塾長も応援に駆けつけます! 行ける人は是非塾長と一緒に佳南ちゃんを応援しましょう!

なお、この作品は来年3月まで全国を巡演いたします!

チケットのお求めをご希望の方は info@shibaijuku.com まで、タイトルを「赤ひげ観劇希望」にして日時をお知らせください!

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3)今月のむさしの芝居塾

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【10月28日~11月2日までは「朗読会集中稽古」となります!】

先述した「あきうらら朗読会」に向け、10月28日~11月2日は朗読会出演者限定の「朗読会集中稽古」とさせていただきます。通常レッスンのお申し込みは受け付けておりませんのでご注意くださいませ!

10月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230918

11月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230920

 

【オンラインも対面も! 吉野麻子講師の「顔ヨガ&ボイトレ」が人気急上昇中!】

最近、「ボイトレ」または「ボイストレーニング」という検索ワードでむさしの芝居塾のホームページを見つけてくださった、という方が増えています。お話を伺うと、リモートワークからオフィスワークに戻ったら昔のように声が出なくなってしまって…という方が多数! それもその筈。声帯というのも筋肉のひとつなので、使わなくなってしまうと弱ってしまうんです。そんな事情で朗読クラスや演技クラスへの参加を希望される方もいらっしゃいますが、芝居塾のイチオシは何と言っても木曜日の「顔ヨガ&ボイトレ」。ラジオリポーター仕込みのボイストレーニングは勿論、表情筋が鍛えられ、リフトアップにも効果抜群な顔ヨガもお楽しみ頂けます!

吉野麻子講師の「顔ヨガ&ボイトレ」は、オンラインでは毎週木曜の12:30~13:10、対面レッスンは隔週木曜日の14:00~16:00に開講中! ガチで人気クラスですのでご予約はお早めに!

10月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230918

11月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230920

対面レッスンのお申し込みはコチラ!

https://shibaijuku.com/lesson

オンラインレッスンのお申し込みはコチラ!

https://shibaijuku.com/zoom

 

【アクション&れっつ!ダンスは人数枠を更に絞って展開中!】

人気のアクションクラス&ダンスクラスは現在、受講される皆さまの安全を最大限確保するというという観点から、予約枠を従来より更に絞ってレッスンを展開中です。人気ですぐに予約が埋まってしまう両クラスですが、出たい!という方はお早めにお申し込みください!

10月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230918

11月のレッスンスケジュールはコチラ!

https://shibaijuku.com/schedule/20230920

対面レッスンのお申し込みはコチラ!

https://shibaijuku.com/lesson

 

【「第41回むさしの子どもまつり」で服部健一&塩之糀豊丸氏がコラボ!】

10月15日(日) <※雨天時は10月22日に延期>に武蔵野中央公園で行われる「第41回むさしの子どもまつり」。その舞台上で、むさしの芝居塾の服部健一と、旗揚げ公演からずっと塾に関わり続けてくださっている<交通安全伝道師>塩之糀豊丸氏のコラボレーションステージが開催決定! レッスンでもお馴染みとなった服部“もずくちゃん”健一の軽快なMCと、歌と漫談で会場を湧かせる豊丸氏の久しぶりの共演に注目です!

むさしの子どもまつり 公式サイトはコチラ!

https://mu-kodomo.jimdofree.com/

 

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4)コラム~それでも彼岸花はお彼岸に咲く~

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今から四半世紀ほど前になるだろうか。日本の家庭にインターネットというものが浸透した頃、悪意の発露場所として悪名高いプラットフォームと言えば「2ちゃんねる」であった。今では運営母体も変わり「5ちゃんねる」と名称さえも変わっているが、現在主流となっているアカウント制のSNSとは性格が異なる匿名掲示板というのは、本来人として表に出すべきでない悪意の発露場所としてはうってつけの物だったのだろう。

しかし時代は変わるものである。今やインターネットで最も罵詈雑言が飛び交う場所はX(旧Twitter)に置き換わったと言っていい。そんな中で私は最近、面白い噂を聞いた。「人に暴言を吐くことを生き甲斐にしているような人たちが次々とXへ引っ越した後、5ちゃんねるがかなり穏やかな場所に変わっている」…いやいやそれは流石に嘘だろう、と思いつつも久しぶりに5ちゃんねるを開き、以前よく見ていた雑談系の掲示板に入る。幾つものスレッドが並ぶ中、最上位にあったのはこんな名前のものだった。

『お前ら、ちいさい秋みつけた?』

嘘だろ…と思った。二人称が「お前ら」な点は確かに5ちゃんねるらしさを感じるが、その後に続く「ちいさい秋みつけた?」は、もはや私が知る5ちゃんねるとはかけ離れたものだった。しかしそれは噂で聞いた「暴言を吐く者がXに移った」とは別の現象ではないか…と私には感じられた。あの頃20歳だった私が今45歳になったように、30歳だった者は55歳になり、40歳だった者は65歳になった…つまり単純に皆歳を重ねて丸くなっただけなんじゃ…と思ったのである。

実際、『お前ら、ちいさい秋みつけた?』というスレッドの中身も良い意味で初老感のある穏やかなものだった。9月の下旬になってもまだ半袖シャツで出掛けられる日が多い今年の初秋。肌感覚だけではなかなか季節を感じられない中で「お前ら」が見つけた「ちいさい秋」を教え合おうぜ、という風流極まりない内容だったのだ。「日が暮れるのが早くなったね」「虫の声が蝉から鈴虫に変わってた」「入道雲から秋雲に変わって、空が高くなったように見える」「青果コーナーのラインナップが変わっていた」「どんぐり拾ったよ」…etc.

それぞれがそれぞれの「ちいさい秋」を見つけている。私は居ても立ってもいられなくなって、散歩にでかけた。いつもはヘッドフォンを装着して歩くことが多いのだが、その日はあえてそれを家に置いて。家を出て10分ほどで多摩川の河川敷に出る。沈む夕陽が美しく、土手には彼岸花が咲いている。草むらからは鈴虫やコオロギの鳴き声がオーケストラのように鳴り響く。1時間ほど散歩をし、陽が完全に沈んだ暗闇の中で空を見上げると、夏場は殆ど見られなかった星が幾つも輝いて見えた。誰にも聞かれぬよう小声で「ちいさい秋みつけた」を口ずさみながら家へと帰り、5ちゃんねるの例のスレッドに「彼岸花ってこんなに暑くてもちゃんとお彼岸に咲くんだねぇ」と書き込んだ。

あと一ヶ月ほどで「あきうらら朗読会」が本番の日を迎える。今年は秋も冬も例年と比べ暖かい傾向になるだろうというのは気象庁が長期予報としてアナウンスしているが、例え本番の日がまだ薄手の服で出歩ける気候だとしても、殿ケ谷庭園・紅葉亭から臨む木々たちはその葉を黄色や赤に染めて私たちを出迎えてくれるはずだ。

余談だが、私は先述した散歩の日まで「ちいさい秋みつけた」の歌詞の一部を「めかくしおじさん手のなる方へ」だと思っていた。通報案件じゃない? と思っていた。「おじさんじゃなくて、鬼さん、な」と教えてくれた人、匿名掲示板だからどこの誰だかわからないけど、どうもありがとう。

今月のコラム担当 初瀬健大

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