無事に今年の朗読会が終わりました。感無量です。
出演者それぞれが長い時間をかけて向き合ってきた作品ひとつひとつが、きらきら輝いた素敵な二日間でした。
一人で読む作品のそれぞれのクオリティの高さ、生きとし生けるものの命に関する作品と、窓の外の庭園の紅葉、その散りゆく様が相まって、ものすごい演出効果をうんでいました。
若い頃よく、現実に勝る虚構なしと、作り物の儚さについて嘆いたこともありましたが、こうして自然と芸術とが重なり合うことのできる素晴らしさは、筆舌に尽くし難いものがありました。
本当に素晴らしい時間と空間に、心から感謝しております。
そして、樋口一葉作品に４つも取り組むことが出来たこと。高橋佑一郎さんの指導を受けられたこと。来年の１０周年に向けて、劇班に参加した全てのメンバーに多くの学びがあった事が、とても嬉しかったです。
人と人が集う事、人と人が芸術を介して心をいつにする事、共に涙を流す事、これからもっともっとこう言った事が必要な世の中になると思います。
正直、準備から何から、とっても手の込んだとっても大変な朗読会ではありますが、その分、多くの方々の笑顔煌めく二日間。
手放しては行けないと、強く思う二日間でした。
むさしの芝居塾スタッフ
- 「やりたい時がやれる時！あなたの挑戦、全力でサポートします！」 劇団前進座出身。小劇場にて文学座、自由劇場などの俳優陣と共演後、三十代でニナガワスタジオと前進座に同時合格。以降全国巡演、海外公演など。年齢は魅力！糧！さあ進化しつづけましょう。
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