お久しぶりのアレクサンダー・テクニーク

全員で自分の利き目(右か左か)を確認

みなさま、お久しぶりです。
随分と空いてしまいましたが、アレクサンダー・テクニークのクラスはちゃんと開講しております。
7月25日昼のレッスンはアレクサンダー・テクニークでした。

本日は初アレクのAちゃん、中学生のTくん。そしてNちゃん、Mちゃん、Mくん、Tくんの6人。

初体験が二人いるので、アレクの説明から入っていきます。
が、論より証拠、実際にアレクを使うとこんな風に変わるというのを体験してもらいます。
写真撮るの忘れましたが、前屈で試してみました。
前屈が苦手な中学生Tくん、地上から手が4〜50cmは離れています。
自分自身の使い方を変えると、15cmくらいは地面に近づきました。
ストレッチや体操をしないでも、これだけ変わることができるのが、アレクの最大の強みです。
例えば俳優が、演技中に自分の余計な緊張に気がついたとします。
突然、演技中に体操することもストレッチすることもあり得ません。
セリフの途中で深呼吸し始めるのもおかしいです。
でも、アレクを学べば、誰にも気付かれず、余計な緊張だけを捨てて、そのまま演技を続けられるのです。
今回のクラスメンバーはほとんどが秋公演の出演者ということもあり、後半はセリフについての探求です。

変化がわかりやすいように客席を作って。

セリフを言う時には、大抵の人は大なり小なり緊張するものです。
それは『声を出す』ということにとらわれ過ぎているからかもしれません。
僕のアレクの先生である、キャシー・マデンは『声は出すものでなく、響くもの』という言い方をします。
人間、声を出そうとすると、余計な力みが入ってしまうのですね。

なので、声が響く様子をみんなで実験してみます。

この写真はわざと脊椎を押し下げて、声が響かないようにしています。

面白いのですが、声が響くようになると、表情も変わり、魅力的になっていきます。
身体の余計な緊張をなくせば、表現はより楽しく、素晴らしいものになっていきます。
なかなか文章で伝わりにくいアレクサンダー・テクニークですが、次回7月31日火曜夜19時からの夜クラスではそういったこともわかりやすく実感できるはずです。
ご興味のある方は是非ご参加ください!
お待ちしております。

むさしの芝居塾スタッフ

直塚和紀
直塚和紀
「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。

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直塚和紀

「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。