今年も俳優の緊張問題をなくします!

1/18は新年最初のアレクサンダー・テクニーククラスでした!

二人の生徒さんが来てくれましたが、お二人とも俳優で、「芝居時の緊張」をどうにかしたい、とのこと。

そういえば、2016年も多くの俳優さん(だけではなかったけど)が「緊張」をどうにかしたいとこのクラスに訪れました。
2017年も芝居塾のクラスでメインテーマの一つになるでしょう。
アレクサンダー・テクニークは緊張を取り除くツールだと思われがちです。
実際、アレクサンダー・テクニークを学ぶと、自分の緊張が減ったりなくなったように感じます。
ですが、実際は全くなくなるわけではありません・
緊張が、演技のエネルギーになっているといった感じでしょうか。
そもそも緊張って何でしょう?
エネルギーはあるけど、そのエネルギーをどう使っていいかわからず、空回りしている状態、と直塚は考えます。
行き場のないエネルギーが筋肉を張らせて固めてしまうのです。
その固まった体が(脳も体の一部です)思考、動きを鈍くします。
そのために何ができるのか?
簡単です。
エネルギーの使い道を考えればいい。
演じる役の「望み」を実際の行動に落とし込んでいく。
それも明確な人間の「動き」として。
そうすると緊張や不安を感じている暇などありません。
それをせず、「感情」を演じようとすると緊張が生まれます。
なぜなら感情は結果だから。
何かをしようとする、してもらおうとする「望み」がその役の「動き」を生み、その結果生じるのが「感情」だからです。
アレクサンダー・テクニークは結果ではなく、「結果に至る手段」を大事にします。
直塚が師匠であるサラ・バーカーから学んだのは、俳優のやる気やエネルギーを演技に最大限活かすためのアレクサンダー・テクニークです。
そのために自分の身体(もう一度言いますが脳も身体)が最大限動けるように、アレクサンダー・テクニークで楽な首、動ける脊椎を学んでいきます。
その手段に関しては、個人それぞれで違うので、ここで一概には言えないのですが…。
年明け早々、非っ常〜に難解なお話ですいません。
実際にクラスに来ると、難解でもなんでもないんですが…。
芝居中の緊張に悩む俳優のみなさんは是非、お越しください!
クラスは通常、毎週水曜14〜16時ですが、特別に1月30日(月)は14〜16時、19〜21時に開講します!
そして、来月は2月27日(月)も14〜16時、19〜21時に開講します!
水曜昼はいけないんだよなぁ、という皆様、このチャンスに是非!

むさしの芝居塾スタッフ

直塚和紀
直塚和紀
「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。

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直塚和紀

「芝居をしてる時もしてない時も、人生を楽しめる身体作りを!」 学生時代より海外公演を含む蜷川幸雄作品、美輪明宏作品に出演。声優、ナレーターとしても活動中。アレクサンダーテクニーク認定教師として芝居中だけでなく日常の動作も楽になるよう導きます。