塾長・針谷理繪子が語る3周年記念公演への「思い」

むさしの芝居塾事務局です。
皆様いつも塾を応援してくださいましてありがとうございます!

塾長・針谷理繪子が、今回の芝居にかける思いを綴りました。
よかったら読んでください。
そして、ぜひ、劇場へお越しください。
お待ちしております!

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5月3日〜5日、我がむさしの芝居塾は、三周年記念公演として、三鷹駅前の武蔵野芸能劇場にて、堤泰之さん作「誰かが誰かを愛してる」を上演します。

我が塾も3周年を迎えました。
たくさんの方にお越しいただき、我が母校の校歌「集まり散じて人は変われど仰ぐは同じき希望の光」の歌詞を、毎日塾へ向かう道すがら、思う日々です。

夢、のような現実。
はじめはシニア世代の方々に元気に明るく日々を過ごしていただくために、演劇のメソッドを利用しようと思って立ち上げた塾。そこに若い方も来はじめて、本気で俳優を目指したい人も出始めて、そうこうしているうちにわたしが作った「場」は、世代間交流しまくりの、多分世界中のどこにもない、素敵な場所に成長してきました。

10歳〜70代まで、幅広い皆さんが「あーお久しぶりですー!」なんて毎日嬉しそうに言い合う姿を見る日が来ようとは。
本当に、夢のようです。

今回のお芝居も、17歳から68歳まで、初舞台の人からプロの俳優まで、仲良く支え合い、助け合って作っています。塾をやってきて思うのは、その世代世代で、得意なことが変化してゆく、ということ。若いうちはセリフ覚えには苦労がありませんが、読解力や引き出しの数がまだまだ。年齢が上がるにつれて、身体的にはもちろん不可能なことも増えてきますが、かわりに、その一言の重みや、豊かな人生に裏付けされた愛情や優しさが、舞台で光り輝きます。

毎回本公演に堤さんの作品をやらせて頂くのは、我が塾で、私も学ばせて頂いている、この、人間が「生きていく」ということの素晴らしさが、鮮やかに、愉快に、豊かに、描かれているからです。

もちろん、コメディです。
私はお金を払って辛い思いしたり心が痛くなったり非常に頭を使う作品はみたくない、みせたくないんです。楽にみて、笑って泣いていただける作品です。そして終演後の心のお土産は、たっぷりと観てくださった方に届けられると、いま、稽古をしていて、実感しています。

ぜひ、いらしてください。
お昼の部は人気です。お早目にお申し込みください。
当日は、ロビーにて、皆様のお越しを、お待ちしております。

むさしの芝居塾  春の3周年記念公演
『誰かが誰かを愛してる』
作 / 堤 泰之  演出 / 針谷理繪子
チケット予約受付中!